カラフルなゴーストタウン

By fuki - 1月 07, 2021


トゥーソン(アリゾナ州)

パンデミックのときの旅行は普通の時と目的を変えた方がいい。
街へ行くのではなく、自然を満喫することだ。
グルメとかファッションとか人為的なアトラクションとかは期待しないほうがいい。


今日は今滞在している町のダウンタウンを訪れてちょっと悲しい気分になった。
ロックダウンされた街ではないので、店はいくつか空いているのだが(廃業したところもあるけど)何というか、店員がいるだけで客がいない静まりかえった街。
名付けるなら、カラフルなゴーストタウン。
カラフルで楽しそうな商品が陳列されているが、客がいなくて店員もあきらめモードで暗い。
店の前には「マスク厳守」「店内の人数制限; 店内に2人以上いる場合は入店を待つこと」など決まり事がいくつか書かれている。

バーも空いてるけど人がいない。みんな感染を恐れて出かけないのだ。

山へハイキングなどすれば、いつもと変わらない美しい自然を満喫してコロナ禍なんて忘れることができるが、街はやっぱり「人」がいないとだめだ。

最近Amazonで銀河鉄道999のKindle版が無料DLできるキャンペーンがあったので○十年ぶりに1巻と2巻だけ読んでいたのだが、大人になってから読むと子供の時とまた違った見方で読むことができる。スリーナインに乗って鉄朗とメーテルが目にした数々の星の定着駅の多くは「悲しみ」がある。機械の体を手に入れた人間の行末は「夢の残骸」「終わりのない絶望」ばかり。生身の人間には恒星のような輝きのある瞳とエネルギーを持つ。働いてお金を貯めて、夢を掴もうとする姿が「儚くも美しい存在」となり、機械になった人間もが羨む。

なんかこれって、当時(70年代)から見た現代なのではないのか..?
アメリカは働かなくてもお金がもらえる時代がくるかもしれない。でも夢のようなお金持ちにはなれない。そしてその先の行く末は...

お金は自分で努力して勝ち取ったものだから有難いのだ。
今日立ち寄った街はそんなスリーナインで見るようなゴーストタウンを思わせた。


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